まずは警察に相談する？

人探しの際に頼っておきたいところとして警察があります。しかし、捜索願を出しても、実際のところ積極的な捜索は行われないパターンが多いです。というのも警察は通常、行方不明者として登録されている人を、職務質問や検問などの際に参考として照合するのみだからです。

もちろん、事件性のある案件の場合は積極的な捜索が行われますが、このようなケースは非常にまれです。そもそも行方不明者の多くは、家出や夜逃げなど自らの意思で行方をくらましたと判断されるケースがほとんどだからです。

しかし当然ですが、それではやはり家族や恋人も納得できないものです。そこで本人を探してもらう依頼先として検討しておきたいのが興信所や探偵になります。

興信所や探偵に人探しを依頼するときにかかる期間とは

興信所や探偵に人探しを依頼する際には、そもそもどれくらいの期間が必要になるのでしょうか。大事な家族や恋人、仕事仲間だからこそ、できる限り早く見つけてもらいたいと思う方が多いはずです。

平均的にかかる期間は、2週間前後といわれています。早ければ1週間～10日くらいで終了する場合もありますが、目安の期間としては2週間を見ておきましょう。

捜索を始めるにあたって情報が充実していたり、ある程度目星がついていたりする場合は、早めに見つかる可能性が高いです。しかし情報がほとんどなく、頼りになる手がかりが乏しい場合は、2週間以上時間をかけても発見に至らないケースも残念ながらあります。

そのため興信所・探偵に依頼すれば必ず見つかるという保証があるわけではありません。しかし、警察に届け出ても積極的に探してもらえないときは、相談先として検討する価値は十分にあるといえます。

家出人を探してほしいとき

まずは家出人がなぜ家出をしたのか、その理由や背景を考えてみてください。家出する前はどのような様子だったのか、最後に交わした会話はどのような内容だったのかをまとめておくのが望ましいです。家出する前に本人が調べていたことがあれば、そこに関連する場所で消息がつかめる可能性があります。

また、家出人が持ち出しているものについても事前にピックアップしておくことが大切です。財布やクレジットカード、スマホやパソコンなどの基本的な持ち物以外に思い当たるものがあれば、しっかりとまとめておいてください。

その他交友関係や仕事の情報、書き置きに関する内容も事細かく伝えておくことが大切です。

過去に関係があった人を探してほしいとき

以前友人知人の関係だった人の消息を知るために、人探しを依頼するケースも少なくありません。そんなときはまずどのような間柄だったのか、何年前までは消息がつかめていたのか、現在わかっている情報としては何があるのかなどのポイントが大事になってきます。

結婚して苗字が変わっているケースなども考えられるため、結婚に関して情報があれば、そのことも細かく伝えておく必要があります。ほかにも勤務先や通っていた学校、実家の所在地、交友関係など、参考になる情報があればそれらが充実しているに越したことはありません。